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英彦山アリ類目録 A checklist of the ants of Mt. Hiko-san (Kyushu, Japan)

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Abstract

Distributions of 47 species of ants in Mt. Hiko-san (Northern Kyushu, Japan) were reported. In this list, Temnothorax kubira is recorded for the first time from Fukuoka Prefecture. In addition, a rare species Strumigenys rostrataeformis was collected.
KORASANA No.93 ( Apr. 2020 )
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英彦山アリ類目録
A checklist of the ants of Mt. Hiko-san (Kyushu, Japan)
久末
英彦山には古くから分類学的研究の先端である九州大学昆虫学教室附属研究所があったことか
ら、数多家が多数の昆虫が採集され記録されている (黒子, 1957, 1958; 中條ほ
, 1959Togashi, 1972; Takeno, 1998)。アリ類に関しても例外ではなく、国内外を問わずアリ研究に
英彦山の個体が用いられている (たとえば Wilson, 1955; Yamauchi, 1979)しかし英彦山のリ類
のまとまった報告は日本産アリ類の分類が不十分で同定が困難だった頃に出版された安 (1942a)
のみであり、分類が進んだ 1980 年代以降一度もまとめられていない。これまでの記録から英彦山に
は多数のアリ類が生息していると思われるが、その多くは散発的なものでアリ相の全容は極めて不
明瞭であるため、この度過去の記録と手元の標本からアリ類の暫定的な目録を作成し報告する。
文献記録は英彦山に関する文献を集めた安松ほか (1969)九州大学関係者の論文よび日本産種
の記載論文を中心に当たったが、英彦山に関する文献は膨大であるため、掲載漏れの可能性がある
ことをお許しいただきたい。槇原ほか (1972) Ogata et al. (1995) のように、種名が確定されてい
ないものは本目ではわなかった。採集データ過去文献において英彦山もしくMt.
Hiko”とのみ記載され詳細地点不明なものもいため、全て英彦山として扱った。なおたに
追加した個体は全福岡県側採集されている。採集者筆者―YH井上翔太―SI野崎翼TN
十川晃一―KS とし、採集個体カースト表記については寺山2014)に従った。歩行中の
個体目視発見採集たものにはルッキン―L、土壌篩いによって採集したのにシフテ
ィング―S 追記した。標本全て九州大学農学部昆虫学教室収蔵した
英彦山から知られるアリのリスト
Ponerinae ハリアリ亜科
1. Brachyponera chinensis (Emery, 1895) オオハリアリ
採集記録. 1w, 30. VII. 2019, S, YH
文献記録. 安松 (1942b); 安松 (1946)
次種によく似ており、過去の記録は両種を含んでいるものと考えてよい。
2. Brachyponera nakasujii (Yashiro et al., 2010) ナカスジハリアリ
採集記録. 1w, 30. VII. 2019, S, YH
文献記録. Yashiro et al. (2010)
10 年前に記載された種で、前述の通り前種の記録に本種が含まれている可能性がある。
3. Cryptopone sauteri (Wheeler, 1906) トゲズネハリアリ
採集記録. 2w, 30. VII. 2019, S, YH
4. Hypoponera beppin Terayama, 1999 ベッピンニセハリアリ
採集記録. 1w, 30. VII. 2019, S, YH
5. Ponera scabra Wheeler, 1928 ラニシハリア
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採集記録. 2w, 30. VII. 2019, S, YH
文献記録. Taylor (1967)
Leptanillinae ムカシアリ亜科
6. Leptanilla morimotoi Yasumatsu, 1960 ヒコサンムカシアリ (–1: 安松ほか (1970)より引用)
文献記録. Yasumatsu (1960)
英彦山から得られた個体を基に記載された種で、ほかに鹿児島県から知られるのみ (山根
ほか, 2010) の珍蟻である。
本種種小名morimotoi”は、模式標本副模式標本1個体採集した故森本桂博士と副
模式標本の 6個体を採集した故守本陸也氏のどちらに因むのか記載文中に明記されていない
ためはっきりとしたとは分かない。しし、安松ほか (1970) 本種の解説に両名の
挙がっていることからも、故安松博士はこの稀少なアリを採集した同姓の両名にちなんで
名付けたのではないだろうか。
Myrmecinae フタフシアリ亜科
7. Strumigenys lewisi Cameron, 1886 ウロコアリ
採集記録. 6w, 30. VII. 2019, S, YH
文献記録. 安松 (1940a)
8. Strumigenys rostrataeformis (Brown, 1949) ホソノコバウロコアリ (2)
採集記録. 5w, 30. VII. 2019, S, YH
林床中から得られるが稀である (JADG, 2003)回得られた個体は全て木の根元フレ
状の部分から見つかった。
9. Lordomyrma azumai (Santschi, 1941) ミゾガシラアリ (3)
文献記録. 安松 (1950); Yasumatsu (1950)
本種の同物異名とされている L. nobilis は英彦山の個体を基に記載された (Yasumatsu, 1950)
10. Stenamma nipponense Yasumatsu & Murakami, 1960 メナガア (–4)
文献記録. Yasumatsu & Murakami (1960)
本種は英彦山の個体を基に記載された。北方系で、西日本では少ない (JADG, 2003)
11. Vollenhovia emeryi Wheeler, 1906 ウメマツアリ
採集記録. 2w, 30. VII. 2019, S, YH
12. Monomorium intrudens Smith, 1874 ヒメアリ
文献記録. 安松 (1942a)
13. Myrmica ruginodis Nylander, 1846 sensu lato ハラクシケアリ蔽種 (–5)
採集記録. 2w, 22. IX. 2015, L, KS; 2w, 2. V. 2016, L, YH
文献記録. 安松 (1942a); (1949)
近年の分子生物学的手法を用いた研究により複数種を含むことが知られる (Ueda et al.,
2012; 寺山ほか, 2014) 文献上で英彦山からはシワクシケアもしくはミヤマクシケ
リとして記録されたものが知られるのみであり、筆者の手元の個体も形態による同定は困難
であるため、隠蔽種として扱た。なお (1949) は英彦山から得られた個体をクロキ
クシケアリ M. kurokii の変種ミヤマクシケアリ M. kurokii var. sontica として報告しており、
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れは後に亜種とみなされたが (Weber, 1947)Radchenko & Elms (2010) によって M. ruginodis
の新参異名とされている。
14. Aphaenogaster famelica (Smith, 1874) アシナガアリ
採集記録. 5w, 2. V. 2016, L, YH; 1w, 1. VI. 2019, S, TN
文献記録. 安松 (1940a); 安松 (1942b)
15. Messor aciculatus (Smith, 1874) クロナガアリ
文献記録. 安松 (1940c)
16. Pheidole fervida Smith, 1874 ズマオオズア (–6)
採集記録. 2s, 2w, 30. VII. 2019, S, YH
文献記録. 安松 (1942a); Ogata (1982)
今回得られた個体には著しく黒化したものが含まれていた。このような個体は本種にはし
ばしば見られ、コロニーもしくは個体レベルの変異であろう。
17. Crematogaster matsumurai Forel, 1901 ハリブトシリアゲアリ
採集記録. 1w, 30. VII. 2019, L, YH
18. Crematogaster teranishii Santschi, 1930 テラニシシリアゲアリ
採集記録. 1w, 2. V. 2016, L, YH; 1w, 30. VII. 2019, L, YH
19. Crematogaster osakensis Forel, 1900 キイロシリアゲアリ
採集記録. 3w, 30. VII. 2019, S, YH
20. Temnothorax kubira (Terayama & Onoyama, 1999) チャイロムネボソア (–7)
採集記録. 4w, 2. V. 2016, L, YH
福岡県初記録九州はこれまで大分県と宮崎県鹿児県から確認さてい (Te rayama
& Onoyama, 1999; 三宅・宮田, 2002; 山根ほか, 2018)
21. Myrmecina flava Terayama, 1985 キイロカドフシアリ
文献記録. 平嶋ほか (1986)
平嶋ほか (1986) よると英彦に生息する珍しいアリの一つとして挙げれている
引用元となる文献およびデータを発見することができなかったここでは一応上記文献を根
拠に本種をリストに掲載しておく。
22. Myrmecina nipponica Wheeler, 1906 カドフシアリ
採集記録. 1w, 30. VII. 2019, S, YH
文献記録. 安松 (1942a)
23. Pristomyrmex punctatus (Smith, 1860) アミメアリ
採集記録. 2w, 30. VII. 2019, L, YH
Dolichoderinae カタアリ亜科
24. Dolichoderus sibiricus Emery, 1889 シベリアカタアリ
文献記録. 安松 (1941a)
25. Ochetellus glaber (Mayr, 1862) ルリアリ
文献記録. 安松 (1942a)
Formicinae ヤマアリ亜科
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26. Formica hayashi Terayama & Hashimoto, 1996 ハヤシクロヤマアリ
採集記録. 2w, 2. V. 2016, L, YH; 1w, 30. VII. 2019, L, YH
英彦山では後種よりも多いが、かつては本種が認識されていなかったため文献記録には両
種が混在している可能性がある。
27. Formica japonica Motschoulsky, 1866 sensu lato ロヤマアリ隠蔽種群
文献記録. 黒子 (1954); 安松 (1955)
28. Polyregus samurai Yano, 1911 ムライア (–8)
文献記録. 黒子 (1954)
九州では少ないが、英彦山ではよく確認されている (黒子, 1954)
29. Lasius hayashi Yamauchi & Hayashida, 1970 ハヤシケアリ
文献記録. Yamauchi (1979)
30. Lasius japonicus Santschi, 1941 トビイロケアリ
採集記録. 5w, 30. VII. 2019, L, YH
文献記録. 安松 (1942a); Yasumatsu (1951); Wilson (1955); Yamauchi (1979); Nomura (1997)
31. Lasius productus Wilson, 1955 ヒゲガケアリ
採集記録. 4w, 2. V. 2016, L, YH.
文献記録. Wilson (1955); Yamauchi (1979)
英彦山で得られた個体が副模式標本に指定されている。
32. Lasius fuji Radchenko, 2005 sensu lato クロクサアリ隠蔽種群 (9)
採集記録. 2w, 11. VIII. 2018, L, SI; 1af, 1m, 3w, 30. VII. 2019, L, YH
文献記録. Yamauchi (1979)
従来クロクサアリと呼ばれていたものには複数種が含まれることが判明し (寺山ほ,
2014) ため、本目録では隠蔽種群として扱った。
33. Lasius spathepus Yamauchi, 1979 ヒラアシクサアリ
文献記録. 安松 (1940b); Wilson (1955)
トビイロケアリに社会寄生することが知られるが (郡場, 1956)、アメイロケアリと共に活
動する様子が観察されている (安松, 1940b)
34. Lasius sonobei Yamauchi, 1979 ミナミキイロケアリ
文献記録. Yamauchi (1979)
35. Lasius talpa Wilson, 1955 メキイロアリ
文献記録. Wilson (1955); Yamauchi (1979)
36. Lasius hikosanus Yamauchi, 1979 ミヤマアメイロケアリ
文献記録. Yamauchi (1979)
本種英彦山個体を基記載されたであり、種小名”hikosanus英彦山にちなむ。
県から見つかっているのみで稀な種と考えられており (JADG, 2003)境省のレッドリ
に情報不足として掲載されている (環境省, 2015)。アメイロケアリ亜属 Chthonolasius の他種
と同じくケアリ亜属 Lasius 社会寄生すると考えられる寄主ははっきりしておらず小松
(2014) の唯一の観察例からはハヤシケアリ L. hayashi を寄主として利用していることが示唆
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されている。
37. Lasius meridionalis Yamauchi, 1979 ヒゲナガアメイロケアリ
文献記録. Wilson (1955); Yamauchi (1979)
38. Lasius umbratus Yamauchi, 1979 アメイロケアリ
文献記録. 安松 (1940b)
ヒラアシクサアリと共に活動する様子が観察されている (安松, 1940b)
39. Nylanderia flavipes (Smith, 1874) アメイロアリ
採集記録. 1w, 30. VII. 2019, L, YH; 3m, 3w, 30. VII. 2019, S, YH
40. Paraparatrechina sakurae (Ito, 1914) サクラアリ
採集記録. 1w, 2. V. 2016, L, YH
41. Camponotus hemichlaena Yasumatsu & Brown, 1951 シムネアカオオア (–10)
採集記録. 4w, 2. V. 2016, L, YH; 1w, 30. VII. 2019, L, YH
文献記録. 安松 (1942a); (1950); Yasumatsu & Brown (1951)
本種は英彦山の個体を基に記載された。近縁種ムネアカオオアリとは働きアリの前胸の色
でのみ区別され、生殖階級個体では見分けることができないとされている。
42. Camponotus japonicus Mayr, 1866 クロオオアリ
採集記録. 1w, 30. VII. 2019, L, YH; 1w, 30. VII. 2019, S, YH
43. Camponotus yessensis Yasumatsu & Brown, 1951 ブカクロオオアリ
文献記録. 安松 (1941b)
北海道から九州まで広く分布するが、局所的である (森下, 1941; 寺山ほか, 2014)。英彦山
からは標高 700 m および 800 m の地点にて確認されている (安松, 1941b)
44. Camponotus yamaokai Terayama & Satoh, 1990 ヤマヨツボシオオアリ
採集記録. 2w, V. 2016, L, YH; 1w, 30. VII. 2019, S, YH
45. Camponotus devestivus Wheeler, 1928 アメイロオオアリ
文献記録. 安松 (1942a)
46. Camponotus kiusiuensis Santschi, 1937 ミカドオオアリ
採集記録. 1w, 2. V. 2016, L, YH
47. Polyrhachis lamellidens Smith, 1874 トゲアリ (11)
文献記録. 安松 (1942a)
環境省のレッドデータブックにおいて絶滅危惧 II 類に指定されている (環境省自然環境局
野生生物課希少種保全推進, 2015)英彦山では以前から少なかったようであるが (安松,
1942a)現在も局所的ながら確認されている (筆者, 未発表)
今回の目録では 47 がリアップされたこの内チャイロムネボソアリは福岡県初記録であ
った。単純に比較はできないが彦山で得られたアリ類の種数を他の山と比較すると鞍岳 (
井ほか, 2012; 46 ) や紫尾山 (原田ほか, 2011; 51 ) に匹敵す。加えて、調査不足もあるろう
が、九州で見てみると阿蘇山 (真柴, 1962; 13 ) や宮之浦岳 (山根・寺山, 1984; 39 ) 超え
数を記録していることからも、英彦山の自然度の高さと多種のアリの生息に必要な環境の多様性の
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高さが窺える。また、英彦山を対象としたアリ類の調査は戦後間もない頃を最後にほぼおこなわれ
ていないこと、未だ山地における普通種を欠いていることから、今後も数種の追加が期待できる。
希少種のヒコサンムカシアリとミヤマアメイロケアリは記載されて以降英彦山では再発見されてお
らず、現在の生息状況について調査が必要であろう。
末筆ながら、標本を提していただい十川晃一 (株式会社フジ環境サービス)井上翔太氏 (
州大学)野崎翼氏 ()文献調査にご協力いただいた西谷光平氏 () に厚く御礼申し上げる。
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図版 英彦山のアリ類
(〒819-0395 福岡県福岡市西区元岡 744
ひさすえ・ゆ
州大学大学院 生物学府 昆虫学研究室
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... Among the insect taxa occurring in Mt. Hiko, the checklist has been published for Lepidoptera, Coleoptera, and a part of Heteroptera and Hymenoptera (Chûjô et al. 1959;Kuroko 1957Kuroko , 1959Takeno 1998;Murao 2014Murao , 2015Hisasue 2020). For some insect taxa, faunal surveys at Mt. Hiko have been conducted in recent years (Yagi & Hirowatari 2019;Ito et al. 2021). ...
Article
Full-text available
125 species in 5 families of bees are listed from Mt. Hiko. The species diversity of bees in Mt. Hiko was quite high in the mainland of Kyushu. The number of species was highest (88 species) in the 1970's. However, in recent years, the number of species was about half in the 1970's.
Article
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Ants are one of the most successful and widespread organisms in the world. Although ants of the genus Pachycondyla(Hymenoptera: Formicidae: Ponerinae) are predominantly tropical in distribution, Pachycondyla chinensis (Emery) is especially abundant in temperate zones in Asia. Recently, P. chinensis has also become an abundant invasive ant species in the United States. However, it was well-known that the Pachycondyla chinensis species complex remained unresolved. Our molecular and morphological results allow us to distinguish two species in the species complex: the species P. chinensis and the new cryptic species P. nakasujii sp. nov., and these two species are widely and sympatrically distributed and abundant in temperate forests in Japan. Moreover, phylogenetic analysis showed that P. chinensis has been introduced into the United States from Japan. In conclusion, our finding of the new species P. nakasujii suggests that much remains undiscovered even in biologically fascinating and well-studied organisms.
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We investigated the genetic diversification of the mountain ant, Myrmica kotokui, in the Japanese Alps by using molecular phylogenetic analyses. Myrmica kotokui is widely distributed in Japan, and in the central Japanese Alps it is found only between elevations of approximately 1000 to 2000 m. We hypothesized that genetically distinct clades of this ant species might inhabit different mountain ranges in central Japan. To test this hypothesis, we reconstructed a molecular phylogeny using the DNA sequences of the mitochondrial cytochrome oxidase I gene and the nuclear long-wavelength rhodopsin gene of M. kotokui specimens collected from six mountain ranges in the Japanese Alps. The phylogeny showed four highly differentiated clades. However, the correspondence between the clades and morphological species was a little confusing. Two clades were composed only of M. kotokui specimens, whereas the other two clades were composed of multispecies, suggesting the possibility of multispecies composition of putative M. kotokui. The distribution pattern of these clades did not support our hypothesis of geographical differentiation, because two were distributed across all ranges, and a third was distributed in five of the six ranges. On the other hand, we found a pattern in the altitudinal distribution of the clades: one clade was distributed only at higher elevations, and the others were distributed at lower elevations. Thus, the ant clades do not show geographical segregation by mountain range, but they do show altitudinal differences.
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The preceding parts with this title were published in the Annals of the Entomological Society of America, September, 1947 (40:437-474, 3 text figs.) and June, 1948 (41:267-308, 7 pl.). They treated the genus as a whole (keys, distribution, affinities, etc.) and 20 species comprising 104 described forms. The present part deals with the North American brevinodis and its subspecies, which are among the commonest ants of this area, and 12 additional species of the Holarctic Region comprising 42 forms. A projected fourth part will summarize the data and contain addenda and an index.
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The bugs of the Heteroptera in Mt. Hikosan, Japan, are enumerated together with their host plants and preys confirmd by the author himself. First part treats 11 families including 83 species in 55 genera.
  • A G Radchenko
  • G W Elmes
Radchenko, A.G. & Elmes, G.W. (2010) Myrmica ants of the Old World. Fauna Mundi, 3: 1-789.