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Journal Article: HAL, Post-Print 01/2006;
Abstract
フランスの医薬品産業は、日本、米国やヨーロッパ諸国の医薬品産業と共通なシステム構造(製品市場、生産技術、研究開発システム等)や課題を抱えていると同時に、この国に特有な経済制度の諸特徴を受け継いでいる業界である。この特徴とは、とりわけ、大企業と中小企業との棲み分け、国際的事業基盤整備の遅れ、国家規制の強い産業政策、国の支援による研究開発政策などである。また、この産業が発展してきた歴史的背景も無視できない。他のヨーロッパ諸国での製薬産業が主に化学工業から生まれたものであるのに対して、フランスの医薬品産業の起源は薬局(調剤士)であり、近代化学工業は永らくそれに次ぐ二次的な意味合いしかなかった。それゆえに、そこには今日もなお数多くの国内市場のみに依存した中小規模の同族企業が存在し、また細分化された産業構造が生き残っている。しかし、世界規模での医薬品産業再編(アメリカやヨーロッパにおける大型企業合併による産業集中化の流れ)は、医薬品開発体制の合理化への動きと相まっており、フランスにも大きな影響を与えつつある。
Source: RePEc
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